空海ウォーカーズ75番・善通寺
◆歴史コラム・空海誕生地◆
善通寺西院には空海が誕生した佐伯家の邸宅跡(諸説有り)があります。唐から帰国した空海は父より寺領を拝受し、そこに唐の青龍寺を模し、父の名前を取り善通寺を建立しました。郡司の家柄であり空海は次男であり、母方の叔父を頼り奈良に出て勉学に励み大学寮明経科に入学するも仏門の修行に入り大学を辞めてしまい善通は激怒します。空海は仏門に入ったことを弁明する為に儒教や道教よりも仏教が素晴らしいと三教指帰を著し優劣を明らかにしています。
◆巡礼方法について◆
四国巡礼のスタートは1番から88番を順打ち、その逆を逆打ち、順番が決まっていないのを乱れ打ちと言います。また一回で全てを完走するのを通し打ち、何回かに分けるのは区切り打ちと言います。一番いいのは順打ちで通し打ちが一番いいのでしょうが、そうもいきませんので乱れ打ちの区切り打ち、期限決めずリタイアありで始めます、このブログの四国巡礼シリーズもいつ終わるか途切れるかもわかりません。
◆第七十五番・善通寺◆
いきなりの七十五番ですが、金毘羅宮さんの近くにあり空海の誕生院で真言宗善通寺派総本山で格式のあるお寺さんです。
◆お遍路さんの正装◆
すげ笠・輪袈裟・白衣・手甲・念珠・脚絆・地下足袋・金剛杖・納経帳(御朱印帳)
◆御朱印について◆
四国巡礼用の納経帳はありますが、普通の御朱印帳でもよく、中には掛軸に頂いたり白衣に頂く方もおられます。御朱印については弘法大師と薬師如来の二通り頂きました。このご時世で御朱印も予め書いた御朱印を渡される事も多いのですが、こちらでは目の前で直筆で書いてくれてかなり達筆な方でした。
◆善通寺の略縁起◆
空海は唐から帰朝して先祖の氏寺として唐の青龍寺に模した堂宇を建立しました。
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